#18 Takatomo

18人目の県大生、Takatomo

 

#challenge

#encounter

#curiosity


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今回、インタビューを受けてくださったのは、4回生の西村貴友(にしむらたかとも)さん。

セカイへに所属。周りからもお喋りだよねと言われるほどの話好き。取材中も、飾らずどんな質問にも陽気に応えてくださった。

 

 

ー始まりの旅

西村さんは、3年の春、「大学生のうちに何かできることをしたい。」という衝動に駆られ、いざ海外へ。

大学に入るまでは、海外が嫌いだった西村さん。大学に入ってからセカイヘの活動などを通し少しずつ海外へ興味を持ち始めた。

今の恵まれている自分の環境とは全く違うトコロに身を置いてみたいと考え選んだのが、フィリピン。約3か月半で3つの学校を巡った。

彼の旅のルールは、次の行き先は決めないこと。

せっかく外国に行くなら初めから何かに捉われず、その場での時間を大切にしたかった。

 

 

 

―挫折経験

フィリピンの後、香港・ベトナム・シンガポール・マレーシアなどにも訪れた。現地ならではの食べ物、文化、風景、様々なものに触れるなかで、その感動を誰にも共有できないことに、虚しさと寂しさが募っていった。

そして、一時、日本へ帰国。

帰ってきてからは、背中を押してくれた先生や周りの友達のことが浮かぶ度に自責の念に駆られたという。申し訳なさから、皆に会えなかった。

そんな日々が続くある日の夜に、このままじゃまずい!と急に思い立つ。

布団の中でタイ行きの航空券を取り、否が応でも再び海外へ行く状況を自分に課した。

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(手前が西村さん)

 

- リベンジの旅

タイから始まった二度目の旅では、カンボジア、ラオス、カナダ、メキシコへ。西村さんにとってリベンジの旅だ。

---What’s up?

--- Where are you from?

まずは、そんなよく使われるフレーズから現地で出逢う人との会話をとにかく楽しんだ。

西村さんいわく大事なのは、外国人のノリに合わせること。

コミュニケーションにおいては、ある程度昔から自信があったという。だからこそ、海外という言語の壁もあるところへ飛び込んでみることは、彼にとっての挑戦だった。

 

 

-旅を終えてみて

旅をして学んだことの1つが、結局どんなこともどうにかなるんだということ。

考え方の切り替えが大切。

彼は旅の中で、そんなこと本当にあるんだと思うようなピンチに何度も遭遇。

1番印象的だったのは、メキシコで、怪我をして現地で手術をしたこと。どんな治療をされるのか、治療費がどのくらいになるのか不安でしかなかった。

しかし、そんな時でも、10年後には絶対笑い話になるとなるべくポジティブに考えた。

どんなことも“いい意味で笑いに変えられる”

大学の課題や就活、何か物事を始めるときには「恐怖心」は付き物。だけど、その状況さえも楽しんでやる!ってくらいの心持ちでいること。

「ピンチを楽しむ」

それこそ彼の挑戦心の源なのかもしれない。

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西村さんは、この春から金融機関でのお仕事に勤める。営業職という仕事にも興味があり自信もあったが、就職活動を進めていく中で、また1つ新たな挑戦として金融業界への就職を決意したという。

彼の挑戦は、まだまだこれからのようだ。

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編集: Ishimoto, Arakaki